【2019年】初心者フルマラソン講習会レポート【第三回】

マラソンはメンタルの強さが問われる
できひんなりに繰り返すことが大切

第3回講習会も好天に恵まれ,講習生33名が参加して座学と実技を行いました。講習生同士和やかに談笑しながら,マラソンへの意気込みとちょっぴり不安な気持ちもうかがえます。
前半の講義では,佐田先生より,2月2日の大会本番までにやれることをお話しいただきました。軽快なトークの中に,人生経験の奥深さを感じました。

風邪やインフルエンザ予防をする

マラソン練習の後は抵抗力,免疫力が低下するので,汗をかいたウェアを着替える。暖房のきいた電車の中では上着を脱いで,汗をかかないようにする。ウィルスに触れないため,吊革や手すりを持たずに立っている(体幹を鍛える効果もあり)。マスクには加湿効果があるので,マスクを着けるのもよい。ビタミンの摂取と睡眠をしっかりとること。

スピード練習と持久力練習

サブ4(フル4時間切り,キロ5分40秒ペース)までは,スピード練習をさほどしなくてもよいが,サブ3.5を狙うにはスピード練習が要る。ラスト1㎞を全力で走る。3㎞ずつスピードを上げてラスト3㎞を全力で走るなど。
初フルのランナーはスピードよりも,持久力が足りないことが大きい。小まめに走ること。1日,20分~30分でもOK。週末など時間がある時に,ゆっくりでもよいから長い距離(2時間以上)を走る。それで,月間トータルで3桁(100㎞超え)に乗せること。ひとりで2~3時間走るのはメンタルの強さが問われる。1回90分でもOK。できひんなりに繰り返すことで,メンタルが強くなる。
ただし,身体のどこかが痛い時は走ってはいけない。やり過ぎはやらなさ過ぎより怖い。ちょっと自分に甘い目くらいがいい。
ペース走をひとりで90分くらいできるようになると,フルマラソンでもそのペースで走れる。初詣ランで,神社を巡りながら走るのもいい。練習方法を自分なりに工夫することをおもしろがろう。
レース本番では「(前半)行きたい時に行かず,(後半)行けなくなっても行く」を肝に銘じて,「自己世界新記録を目指そう」。
後半は,木津川堤防のレース本番のコースを利用して5㎞のペース走を行いました。5㎞全力走のタイムを基にフルマラソンでの1㎞ペースを設定して,キロ5分半,6分,6分半,7分,7分半の5チームに分かれて走りました。気持ちよくペースを刻んで走れた方も,ちょっときついなと感じられた方もあったでしょう。身体の感覚で自分のペースをつかんでおくことが大切です。
5㎞を走り切って,次々とゴールしてくる仲間達とハイタッチして頑張ったことをたたえ合い,講習生同士の輪がつながっていくのを感じました。
1月の第4回講習会では,20㎞試走をしますので,大会本番仕様のウェア,シューズで臨みましょう。午後の交流会では,佐田先生からレース中のやる気アップ,不安解消のお話が聞けるのでぜひ参加してください。
では、皆さま,体調に気をつけて,よいお年をお迎えくださいませ。そして,初夢はマラソンのゴールテープを気持ちよく切るシーンを見られますように。

文責:脇野

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