京都木津川マラソン大会 終了のお知らせ

大会参加者、大会運営ボランティアの皆様

京都木津川マラソン大会は、1984年1月22日に第1回大会を開催し、2023年
2月5日第40回大会を最後に実行委員会を閉会することとなりました。
 
大会実行委員会では、第40回大会の総括後に2回の実行委員会と全実行委員へのアン
ケートを行い、第41回大会実施に向け協議を行ってきました。
協議は毎回、京都木津川マラソン大会のスローガンである「誰もが競技に参加できる安
価で安全な大会環境を確保できること」「山城地域のスポーツ大会としてふさわしい環境
が守られること」「そして平和であるからこそ走れる実感を味わえること」を実現できる
ことを前提に大会実施の判断をしてきました。

第41回大会実施に向けて、様々な話し合いを重ねてきました。その中で、3つの大きな課題に直面しています。

1つめは、当日のコースの安全性についてです。
大会コースとなっている木津川河川堤防が自転車道として整備され、年々自転車利用者
が増大しています。これまでも、大会当日に向け広報活動を半年間実施していますが、当
日どこからともなく自転車の走行がみられていました。
今年4月に自転車同士による正面衝突事故が発生し、1名死亡との新聞報道があり、現
地確認をいたしました。自転車道整備と併せて自転車速度も速くなり、大会中でも危険な
状況が見受けられ危惧していた矢先でした。
今後、競技ランナーや運営ボランティアの安全を確保するには相当数の安全要員と対策
が必要との見解に達しました。

2つめは、コロナ禍の影響です。大会を支えていただいた近隣の企業が倒産や閉鎖となり、マラソン支援と一体となった資材調達、また、ガードマン等の人材確保についても山城地域では困難となっています。

3つめは、人員不足の問題です。
大会運営の中心であるボランティア団体の縮小とコロナ禍での高齢者の健康管理、長時
間作業の抑制により、経験者と人員不足が運営に支障を与える可能性があります。

こうしたことから、第41回大会を実施するには、
安全な環境が確保できない可能性があること。
競技参加費用がこれまで以上の費用となること。
さらにこの社会現象が将来的にも解消出来る状況でないこと。
以上の点から判断し、大会継続を望む多くの声もありますが、大会を取りやめる苦渋の選択をいたしました。
楽しみにしてくださっているランナーの皆様、また応援していただいた皆様には大変申し訳なく思っていますが、ご理解の程よろしくお願いします。

40年間京都木津川マラソン大会を支えていただき大変ありがとうございました。

京都木津川マラソン大会
実行委員長  篠原 明

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