【2019年】初心者フルマラソン講習会レポート【第二回】
「う~ん、マラソンは単純で地味やけど……だからこそ奥が深い!」
――佐田先生の講義に聴き入る講習生 5km走に汗を流す
今回の参加者は37名。前回より4名増えました。2回目ということもあり、受講生同士にこやかに歓談されている姿も見受けられます。
いよいよ佐田先生の講義が始まりました。豊富な経験に裏打ちされたお話はさすがです。一言一句聴き逃すまいと熱心にメモを取りながら聴く受講生からも、ランにかける意欲が伝わってきます。
佐田先生の講義から、箇条書き的にエッセンスを紹介します。
日誌の有効活用を。
1枚コピーして、日付通りに書こう。やってない日がわかることも大事。その日の体調も記しておくと、ケガの予防にも、医者にかかるときの資料にもなる。
練習は強弱・長短の変化が大切。
同じ「月間150km」でも、「5km×30日」より「5km、10kmの日があり、週末は30km。トータル150km」の方がダンゼン走力アップ!
キロ7分でフルを走る人も、キロ7分の練習ばっかりではあかん。キロ6分の日も作ろう。
目標タイムの設定の仕方
<5km走のタイム ×9 ~ ×11> がフルマラソンの目標タイムの目安。
Ex)5km走 25分の場合→ 25分×10=250分=4時間10分
〃 35分の場合→ 35分×10=350分=5時間50分
マラソンは一歩一歩、ゴールに向けて歩を進めていくだけの地道な競技
なにより大切なのはメンタルの強さ。エイドで6時間7時間立ちっぱなしの裏方はもっと大変。心を悪いほうに持っていってもええことは何もない。ハッピーなほうに持っていこう。負のオーラは自分をしんどくするだけ。「ハイ、また1キロ過ぎた。ここもキロ7でいけた」「またいけた」これの繰り返しが大事。半分過ぎたとこで半分の余力ではだめ。6~7割残ってなあかん。
休養の取り方
ストレッチやウォーキングで積極的休養を。「いい休養」をすることで体のケアを。
筋力、体力つけるために、日頃の食事は大切。
三食バランスよく食べよう。運動した日は高蛋白なものを積極的に摂ろう。
座学のあとは実技。山城大橋の下で、筋トレとストレッチの仕方を教えて頂きました。とくに、スクワットやランジのポイントを丁寧に解説してもらいました。
そのあと、いよいよ5km走。木津川堤防のサイクリングロードをつぼスタッフと一緒に、みんなそれぞれの最高のパフォーマンスで走りきりました。快晴で風もなく、気持ちよい汗を流すことができました。さあ、次回12月の講習会まで、今回学んだことを活かして練習を積み重ねてほしいものです。
スタッフのみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
(大谷)