【2019年】初心者フルマラソン講習会レポート【第一回
佐田先生 熱弁ふるう それに聞き入る受講生
9:40スタートの座学に33名が参加。その内の4名がリピーター。毎回新鮮味を盛り込んだ先生のお話に、スタッフ共々全員が聞き入った。
開口(開講)一番、「私はマニュアル本に書いていないことをお話します」とおっしゃった。これを練習したら速く走れるよ、ではなく、その練習が実際にはなかなかできないものだからこうしてみたら、といった実践的なお話である。
最初しんどければ走り続けなくてもいい。走って~歩いて~又走って(コンビネーション・ラン)、そうしながら少しずつ持続時間を増やしていけばいい。
又、毎日走らなくてもいい(休養日も大事)、週3回ぐらいかな。同じ練習の繰り返しはダメ。平日は短くてもいいからスピード練習、週末は思い切って持続走といった具合に。
途中で歩きを入れてもかまわない、でも歩くなら早歩きを。とにかく自分の脚で移動し続けること。ショッピングモールで買い物がてら、階段のぼりもありですよ。(→なるほど、これなら忙しくても練習できるぞ、暮らしながらのトレーニングだ!)
一方で先生は厳しいこともおっしゃった、受講生に課したものとは:
★2月にフルを完走したいなら、これから最低でも月間100キロ走ること
(→ということは、週3回走るとして、1回平均8キロは走らないと・・・
★その為にもこの練習日誌を付けて、目標を持って走ること
他にも座学の中で含蓄のある名言が聞こえてきた:
★「マラソンの前半の快走は貯金にあらず!」
つまり、調子いいと思って飛ばし気味で時間的に貯金できたと思いながらで走ってきた人が30キロぐらいからツケが回ってきて急降下。貯金を上回る借金どっか~んとやってきて結局目標タイムを大幅にオーバーしてしまう。
(→前半はオーバーペースにならないように自重気味に走ろう!)
★「一番辛かった日が一番嬉しかった日」
先生が二十歳代でマラソン大会に出た時、苦しくて年配のオジサン達に追い抜かれたが、何とゴールでそのオジサン達が待ち受けてくれたので感激したとか。
(→これぞ市民マラソンの醍醐味だ!)
座学の後、河川敷に出て走り方を習ったわけだが、走る前に立ち方や歩き方を教わった。<重い頭を下から一直線で支えるように立って→少し前傾して→そのまま重心移動>
全員が歩き出すと、先生から「肋骨から足が出ていると思って歩いて、歩幅も大きく、そして速足で・・・」、先生の声が山城大橋下に鳴り響いた。
講習会後の交流会でも初心者ならではの質問も数多く飛び出し、予定時間いっぱいまで充実した一日になりました。
次回も面白い話が聞けそうだ。11/17をお楽しみに!
写真提供:荻野/大谷 文章作成:宮越